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フレーバーノート
ストロベリー、レーズン、オレンジ、プラム、明るい酸味、良質な酸、甘い余韻
タイプ: シングルファーマー・ナノロット(Single Farmer Nano Lot)
生産者: モハメッド・アワド・シャム
生産地: イエメン共和国 サナア県 マナーハ地区 東ハラーズ ジャルマ村
精製方法: オープンバレル発酵(96時間)、ナチュラルプロセス、天日乾燥
品種: ダワイリ(Dawairi)、ジャアディ(Ja’adi)、オールド・ティピカ
標高: 1,700〜2,000m
ハラーズはイエメン北西部の高地に位置し、標高2,400mに達する冷涼な山岳地域です。火山性土壌に恵まれたこの土地は、イエメンを代表する高品質コーヒーの産地として知られています。ハラーズのコーヒーは、レーズンを思わせる甘い果実味、豊かなフルーティーな酸味、なめらかな口当たり、そしてチョコレートのような余韻を特徴としています。また、この地域にはイエメンの古代ティピカ系統に属するジャアディ種とダワイリ種が多く残されており、世界的にも希少なコーヒー遺伝資源の宝庫となっています。
モハメッド・アワド・シャムは、東ハラーズのジャルマ村に暮らす情熱あふれるコーヒー農家です。代々続く農家の家系に生まれ、幼い頃から農業とともに育ってきました。彼の農園は、美しい丘陵地帯と肥沃な谷に囲まれた理想的な環境にあり、日々の努力と深い知識によって丁寧に管理されています。
農園では小麦やザクロなど地域の伝統的な作物も栽培されていますが、モハメッドが最も力を注いでいるのはコーヒーです。彼は品質向上のためにさまざまな挑戦を続けており、本ロットでは96時間のオープンバレル発酵を採用。伝統的なナチュラルプロセスに発酵工程を組み合わせることで、より複雑で鮮やかな風味を引き出すことに成功しました。
近年の気候変動や市場環境の変化という困難に直面しながらも、モハメッドは持続可能な農業への取り組みを続けています。節水技術の活用や有機肥料の使用など、将来にわたって土地とコーヒーを守るための工夫を積極的に取り入れています。
また、農園経営は彼一人の力ではありません。妻と3人の子どもたちも日々の農作業に参加し、畑の管理から収穫後の作業まで家族全員で支え合っています。その姿は、ジャルマ村に受け継がれる家族の絆と勤勉な農家精神を象徴しています。
このコーヒーは、ストロベリーやプラム、オレンジを思わせる華やかな果実味と、レーズンのような凝縮感のある甘みが特徴です。明るく透明感のある酸味となめらかな口当たりが調和し、最後には心地よい甘さが長く続く余韻をお楽しみいただけます。モハメッド・アワド・シャムの情熱と挑戦が詰まった、特別なナノロットです。